あんず@京都
竹内浩三研究会の簡単な報告をします。
竹内浩三研究会例会(第14回)
2010年9月20日(月)13時半より16時半
会場 本居宣長記念館2階
参加者 16人
1 「戦時下の文学と日記」皇學館大學4年生山口さんの報告
戦争とその文学を知ることからはじめたいと22歳の素直な想いから
はじめて、筑波日記を書いた浩三さんの気持ちを考察する卒業論文への
第一稿。
さらに、考察を深めて卒論を仕上げて、また研究会で発表してほしい
と思います。
山口さんは中学のとき、森節子さんの学校での展示により浩三さんと
であったそうです。森節子さんの想いが繋がっていますね。
2 「竹内浩三と宇治山田中学 その2」
伊勢河崎の古本屋さん ぽらんの奥村薫さんの発表。
「竹内浩三展藤原書店の全集「日本がみえない」に、一部が掲載されて
いる浩三の宇治山田中学時代の日記は新学生日記1938」で、
全集に「謹慎日記」とあるように、柔道家佐藤先生宅に身柄預りとなった
ときの日記です。
前年の「1937 登用日記」(2007年伊勢人P44)の考察が、
5月の研究会でされました。
今回は、その2冊のわずか1年の日記の「違い」に着目して、
浩三の変化を考察されました。
また、1938年日記には巻末の「作家の一覧表」が付記されいます。
「現代文士 小説 評論 大衆小説 詩 」
「現代美術家 漫画挿絵」
「洋楽家」
に分類されて、作家名が並んでいます。浩三がその名前の前に丸印を
つけています。おそらく、この日記を購入した前年のおわりかこの年
のはじめに、好き、嫌いというより、知っている人に丸をつけたので
はないでしょうか?
大衆小説の作家欄には、すべて丸がついていますが、
なんと詩の北園克衛 萩原朔太郎 三好達治などには丸がありまん。
この年のはじめには、詩にあまり興味のなかったようですが、12月には
初の同人誌「北方の蜂」創刊し、6篇の詩を載せているのです。
この年の教師や友人との交わりが、後の「伊勢文学」や「筑波日記」に
つながっていったことが推察されます。
今後、土屋陽一さんや浜地小十郎さんの日記などの発見が待ち望まれるところです。
3 「竹内浩三と伊勢 展示とシンポジウム」@伊勢市図書館
八月に、郷土資料館での展示が予定されていましたが、耐震工事のため延期となり、岡田美代子さんらの尽力で、伊勢市図書館での開催が決定されました。
伊勢市図書館より館長さん他2名の方が研究会に参加されました。
会期 11月20日から28日
11月23日 視聴覚教室(定員90名)
基調講演 藤田明さん
シンポジウム コメンテーター 渡辺正也さん 奥村薫さん
伊勢市内での、資料展示ははじめてということです。伊勢文学 10冊が、野村一雄さんより伊勢市図書館に寄贈されいますから、それらも初公開ということになります。
この展示を期に、新たな資料や証言が発見されることを願います。
次回は、11月23日のシンポジウムを例会とします。
多数、ご参加ください。
翌日のお墓参り登山は
以下で
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