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竹内浩三みゅーじあむBLOG

by 竹内浩三プロジェクト
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「宇治橋」と「伊勢講ごよみ2009」
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    みなさま大朗読会 ありがとうございました。

    水先案内を受けた後、参加者がつくば日記を順番に読んだり、それぞれが好みで選んだフレーズや詩を読んだり(歌ったり)していきました。
    それぞれのかたの受け止め方が伝わってきました。

    浩三さんの残した言葉は限りがあるもので、目にしたことのあるものも多いのですが、浩三さんの会に出るたび、毎回みなさんの表現に触れて新しい発見があり、これがなにより楽しみです。

    今回もいろいろありましたが、特筆するなら飛び入り参加の吉田みどりさんが「10代の若い人にぜひ伝えたい詩」として「よく生きてきたと思う」を力を込めて読んでくださいました。これがずどんと響きました。
    もうすぐ16歳になる息子がいるのですが、60年以上前に浩三さんがつぶやき書き残した言葉が吉田さんの身体を通し、生きがたさを感じている今どきの若者たちへのメッセージとして蘇るのを感じました。

    私は「冬に死す」と「宇治橋」の詩を読みました。
    「宇治橋」は、このお正月伊勢で数本入手し持参した「伊勢講ごよみ2009」を紹介しながら、私なりに読んだのです。

    この詩もこれまで私には特に響くことはありませんでした。むしろ「なんで宇治橋? 結構なご身分だったから?」という感じ・・・がしていました。

    それが、この暮れに帰省したときに家で目にした「伊勢講ごよみ2009」の表紙でがらりと印象が変わりました。

    「ながいきをしたい」で始まる浩三さんの「宇治橋」の詩、16行が宇治橋を一歩一歩渡っているように感じられます。
    9行目の「ああ おれは宇治橋をわたっている」は一段と大きいサイズになっていたりします!

     −伊勢神宮の遷宮に先立って様々な準備が行われてきていますが、今年11月には宇治橋が新しいものに変わる大きな行事があります。式年遷宮といって、伊勢神宮は20年ごとに、神宮の隅から隅まで新しい材料で全く同じものに造り直します。これは有限の生命を蘇らせ伝承し、永遠につなげようという壮大な試みなんだろうと思います−

    生きていれば今年88歳になる浩三さん、その若き日の「ながいきをしたい」という思いが「伊勢講ごよみ2009」のカバーで一早く宇治橋を渡っているように感じました。

     ・・・というわけで、朗読や歌、また画像などの表現によって浩三さんの詩がよみがえるのを感じ、浩三さんファンのみなさんと思いが分かち合えたのしくうれしい朗読会でした。
    来年もまた恒例の行事のようにしてできればいいですね。


    「伊勢講ごよみ」は手元にあと少しあります。ご関心をお持ちのかたにお分けできますので直接ご連絡下さい。受け渡し方法を相談させていただきます。wamic.uket@gmail.com 

    −「伊勢講ごよみ」:伊勢文化舎が製作販売するカレンダー。
    平成21(2009)年度版は遷宮行事の一環として架け替えられる宇治橋がテーマ。本体500円、伊勢松阪など三重県下の書店で販売−


     
    ( たけうち みわ)


    ☆この文は、私の報告にコメントでいただいたものですが、
    コメントにしておくのはもったいなくて、記事に上げさせていただきました。(こぞの)
    | アーカイブ | 09:07 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
     新年明けましておめでとうございます。

     波乱含みの年明け、景気回復を祈る人々や、3年後の式年遷宮を控え先んじて新しくなった宇治橋の欄干をなでながら往復する人々などでにぎわっておりました。
     式年遷宮とは、神宮がその建物をはじめ形あるものを20年に一度新たにし永遠の命へとつなげようとする儀式です。
     まず俗界と神宮域をつなぐ宇治橋が先陣を切って完成。去る11月3日に渡始式が行われました。

     伊勢神宮のお膝元で生まれた竹内浩三は日大芸術学部に進みつかの間の東京暮らしを謳歌するも、徴兵検査・繰上げ卒業と追われ、下宿をたたんで入営、送り返した荷の中の1冊の本に書きこまれていたのが「宇治橋」の詩・・・

    「宇 治 橋」           
    ながいきをしたい
    いつかくる宇治橋のわたりぞめを
    おれたちでやりたい
    ながいとしつき愛しあった
    嫁女(よめじょ)ともども
    息子夫婦ともども
    花のような孫夫婦にいたわられ 
    おれは宇治橋のわたりそめをする
    ああ 
    おれは宇治橋をわたっている 
    花火があがった
    さあ おまえ 
    わたろう
    一歩一歩 この橋を
    泣くでない
    えらい人さまの御前だ
    さあ、おまえ
    ぜひとも ながいきをしたい

     浩三さんはルソン島で戦死、60有余年を経て、1号に「宇治橋」の画像と詩、2号に選ばれた三代の夫婦が渡始をする写真を大きく掲載した「お伊勢さんニュース」が伊勢の各所で配布されています。

     この大胆な対比を目にした興奮と衝撃を、年頭のご挨拶に代えてお知らせいたします。
     
     ちっちゃい子どもの頃に一度だけ渡始を経験しただろう浩三さん、生きていたら88歳になる浩三さんの代わりに、残された「ことば」がゆらゆらとひょうひょうと宇治橋あたりを行ったりきたりしているかのように思えました・・・。

     ・・・神宮が空気のように身近にある伊勢人(いせびと)ならではの感じ方かもしれません。だって神宮の神域を歩くと、土宮(つちのみや)、風宮(かぜのみや)、月夜見宮(つきよみのみや)、荒祭宮(あらまつりのみや)、風日祈宮(かざひのみや)などそこかしこにあり・・・これまであまり言葉にして考えることなどありませんでしたが、いわば自然を畏れ祈り敬うという原初的な敬虔な気持ちが萌すとでもいいましょうか、言葉にするならそんな経験が伊勢人にはあるのではと思います。

     ・・・御魂(みたま)、八百万の神々とともに蘇り、はらからの罪とがを暴き、生きとし生けるものの生命をぞ守りたまえ。

     あまりに興奮したので、お伊勢さんニュースの編集発行元(雑誌「伊勢人」やカレンダー「伊勢講ごよみ」の版元でもある)「伊勢文化舎」さんに読者の便りをしてしまい、お正月には直接お会いしておお礼を言う機会を得ました。

     代表の中村さんはやはり伊勢人でした。浩三さんが残した「ことば」の数々を守り、見出し、伝え、数々の人々がその感じ方でまた新たに表現し、人々に伝えておられます。中村さんも事業の中でそれを行っておられるおひとりでした。

     30年近くも伊勢志摩に根ざし文化的な発信を続けてこられた結果が、今回の「宇治橋」が宇治橋を渡始するお伊勢さんニュース1,2号に結実したのだと思います。
     http://www.sengu.info/images/isenews_02.pdf
    「宇治橋」が宇治橋を渡始する映像は、この一月ほど私の頭の中で動画となってさんざめき、ちょっともてあますほど! 
     みなさまにもそのさざめきの一端お伝えして、長々のお年始とさせていただきます・・・。 
     ありがとうございました! 
     2010.1.5
            (たけうち みわ)     
    | たけうち みわ | 2010/01/05 10:16 PM |










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